私は私。

アディッシュ取締役 杉之原明子のブログです。

自己紹介の目的はなんだ。平凡の強みはなんだ。(「自己紹介のイノベーション」)

先日、「自己紹介のイノベーション」(アカデミーヒルズライブラリー×HILLS LIFE DAILY共同企画セミナー)に参加した。

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私はスピーカーの石川善樹さんの大ファンで、しかもテーマが「自己紹介」。マニアックだけど、突いてくる問い。最高である。セミナーの内容も、期待をはるかに上回る内容で、しばらく興奮が止まらなかった。

 

自己紹介の目的はなんだろう

「自己紹介って、昔から変化がないのではないか」「なぜ自己紹介をするのか」という問いから始まった。例えば、安倍首相には自己紹介など必要ないが、私には必要である。それはひとえに、私が凡人であるから。凡人が自己紹介でもにょもにょしてしまうのは、自分を信じられていないからだし、とは言え、自己紹介をしないと人に信じてもらえない。こんな小気味よい始まりであった。

自分自身のいままでの自己紹介を振り返ると、

  • 例えば研修会講師を務める際は、実績や学歴を伝えるし、
  • 例えば大規模の交流会ならば、少しでも社名やサービス内容を覚えてもらおうとするし、
  • 例えば小規模の交流会ならば、仕事や趣味の話をしたりするし、
  • 例えば部署の朝礼ならば、プライベートな話をしたりする。

 

ふむふむ、シチュエーションによって自然と内容を変えている。どうやら自己紹介に目的があるようだ。ただ、もっとよくその目的を考えると、もっと改善できることに気づく。セミナーでは、「未来の視点で価値を提供する自己紹介」「共感される自己紹介」「ただそこに在る自己紹介」と、3つの視点を共有いただいた。

例えば「未来の視点で価値を提供する自己紹介」。私は大規模な交流会が苦手だ。会話が軌道が乗れば問題はないのだが、初対面の自己紹介はもれなくもにょもにょしてしまう。よく考えたら、大規模交流会に参加されている方の社名やサービス内容をすべて記憶していることはない。それよりは、価値を提供できるか、なにかコラボが出来るか、が見えるほうが重要だ。そうすると、社名やらサービス内容やらよりも、「未来の視点で価値を提供する自己紹介」の視点で自己紹介をつくってみたほうが良さそうだ。開口一番の自己紹介を研ぎ澄ませていれば、明確な姿勢で交流会に参加できるのだろう。

これは一例にすぎず、自己紹介は目的によって違う。名前の漢字の語源、何と戦おうとしているのか、何が自分らしさなのか、愛らしさなのか。様々な切り口から自分を知っておく必要がある。

自己紹介を真剣に考えていなかったことに気づく。自分と向き合っていなかったことに気づく。そしてやはり、こういった問いを設定してそれを深めちゃう石川さんのファンにさらになってしまった。

 

 

#イベントURL

【アカデミーヒルズライブラリー × HILLS LIFE Daily 共同企画】 石川善樹が考える「自己紹介のイノベーション」 9月14日(金)19:00~21:00 アカデミーヒルズ

 

 

 

 

キーワードは「心理的安全性」!全拠点から集結、リアルALLadishMTGを開催しました!

アディッシュでは、四半期に一度、全拠点会議を開催していて、この会議を”ALLadishMTG”と呼んでいる。今夏、”リアルALLadishMTG”と称して、全拠点からメンバーが一同に介すことになった。

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昨年12月に開催を決定し、今年4月に有志メンバーで運営委員会を結成してから当日を迎えるまで、本当にあっという間だった。

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参加した社員は108名!リアルALLadishMTGのテーマは『知る』。アディッシュのミッション「つながりを常によろこびに」を、一緒に働くメンバーと体感できるようにと運営委員会で何度も会議を重ねてコンテンツを作成。

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前半は『ADSグループ知識王No.1決定戦』。対策講座と題した全事業部のプレゼンを聞いた後、60問程度のクイズに取り組む。

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各チームから2名が遠征し、答えを聞きに行ける時間を設定。クイズを通して『知る』を図る。

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残り2分の様子。なかなかカオスな様子で、自分たちのコンテンツ設計にニヤリ。

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午後は、リフレクションカードを使って一緒のチームになった人を「知る」時間。

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各グループで以下のプロセスを繰り返す。

  • テーマ設定をする(話し手)
  • 1分間スピーチをする(話し手)
  • 質問をして深堀りする(聞き手)
  • フィードバックする(聞き手)

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最初こそぎこちなさがあったが、コツを掴んでもらった後はあまりにも楽しそうで、第2ラウンドは急遽チームを増やして運営委員会メンバーも参加!

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締めの挨拶は代表江戸。

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全拠点からメンバーが集結したからこそのパワーを体感。

 

キーワードは「心理的安全性」

全拠点からメンバーが集まったのは、2014年に会社設立して以来初めてのことだった。業務上テレビ会議や出張ベースで顔を合わせていても、やはり全拠点のメンバーとなると、初めて対面する人も多い状況。『知る』というテーマを実現するために、全部で4回チームを組み替えることになった。最初のチーム分けは、なるべく同じ拠点や同じ事業部など、なんとなくでも知っている人で構成し、その後は、ランダムでチームを組み替えていく。

究極、コンテンツの内容は何でも良くて、絶対にブラさない軸は何か。運営委員会でもこの議論に時間を投下し、誰になんと言われようと絶対にブラさない軸は、以下の2つと定めた。

  • 『知る』というテーマであること
  • 最初は心理的安全性が高い状態で、徐々に知らない人と出会っていくという設計であること 

この軸は、アディッシュが取り組みたい「心地の良いつながり」という観点でも好評だったようだ。

 

最後に。私は、今回のリアルALLadishMTGの開催にあたり、会社を設立してからの道のりを思ってしまう。いま振り返っても、最初の3年は目の前を立ち上げることで精一杯だった。4年目にしてようやく、気力も、メンバーも、資金もなんとかすることができて、この日が実現できたのは、(もちろん当たり前に実現できるようになりたいのだが)当たり前にできたことではない。

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そして何よりも、通常の仕事に加えて集まってくれた運営委員会メンバーに感謝したい。

 

 

#プロジェクトの始まりについて

リアルALLadishMTG始動!リーダーシップの総量について - 私は私。

 

「女性社員には妊娠するリスクがあるからな」について

言われた瞬間は何が起きたか分からなくて、次の瞬間、体の底から湧き上がってくる言葉にできない感情をぐっと飲み込むことがある。気にしたら負けなのだろうか。

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 今までも何回か書いてきたが、

「大変失礼ですけど、結婚されてますか?」について - 私は私。

ロールモデルへのプレッシャー「あとは結婚(と出産)だけだね」について - 私は私。

 

今日が、三大違和感の最終回である。

 

「杉之原さんも妊娠するリスクがあるからな。」

と言われたことがある。

まったく気に留めないふりをして笑い流した。

 

「女性社員の妊娠をどう思う?」

と真正面から聞かれたことがある。

「私は何も思わない」と答えた。

 

言いたい気持ちは分かる。女性の妊娠どうこうよりも、向こう数年を考えたときに、そのときの諸々はどうなるんだろうという意味であることも分かる。

しかし、こと近年のIT企業において、メンバーに1ミリも変化のないチームなどあるのだろうか。数年後もまったく同じ体制などありえるだろうか。そもそも、数年後よりも前に、男女関係なく退職のリスクがあるよねと言いたい。

  

目の前に、体制や仕事の仕方を見直すチャンスがあると、私はそう変換したい。

 

 

 

 

#私の原体験

子どもを授かりました。こんなときに申し訳ありません - 私は私。

 

漂流型キャリア開発、自由大学『AI(人工知能)体験!Python道場』に参加!

先日、自由大学の『AI(人工知能)体験!Python道場』に参加。プログラミングは大学3年の授業で一瞬触ったC言語以来10年ぶりだったが、Pythonを1日触ってみた。

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何事も、実際に触ってみる

安くはない費用をかけて受講したきっかけは、機械学習関連の会話が増えていくなかで、そろそろ自分をアップデートしないと自分の思考なり感覚がボトルネックになるなという危機感が大きくなったからだ。

もっと安価で学べるE-ラーニングなどもあったが、普段プログラミングに触れていない分、集中して取り組まないとサボったらもう戻れないと思い、費用と1日を投下することにした。

実際にPythonを触ってみて、大学時代にとにかく禿げそうになったC言語と比較してふと原理原則が理解できたり、本質はプログラミングという職能を使ってどういう課題を解決したいのかであって決して魔法ではないことを身をもって実感した。

 

キャリアチェンジの壁を低くしておく

私は、以前から何度か書いているとおり、これだ!という天職がまだ分かっていない。分からない。だからこそ、キャリア開発をし続けたいし、いつでも新しいことに挑戦できる自分でいたい。

(今回で言えば)ちょっとでもプログラミングを触ったことがあれば、チャンスのにおいを嗅ぎ取ることができたり、キャリアチェンジの候補に入ってくるかもしれない。前述のとおり、もちろん多少の動機はありつつ、何よりもとりあえず触ってみたことが、何か変化が起きたときにひょいと壁を越えていける力になると考えている。

私の場合、ジャンル問わず資格試験を突如目指したり、芸術大学に入学したり、ヘルスケア業界の研究会に飛び込んだりと、やや乱打気味ではあるが、それらの点がどのような線になるか、なんだか人生が楽しみだ。

やりたいことが分からないからこその、乱れ打ち漂流型キャリア開発。

 

今回は、講座名のとおり体験レベルの内容であり、点になったとはとても言えないかもしれないが、Pythonと自分の相性を小さく実験するにはとても良い機会であった。 

 

 

#参加したのはこの講座

AI(人工知能)体験!Python道場 » 自由大学 FREEDOM UNIV

 

#キャリア開発について考えていたこと

キャリアパスはタテとヨコで考える - 私は私。

 

 

あの山田さんが朝型にシフト?(ワークスタイル改革・前編)

10年前、私は営業部で働いていたのだが、その当時、隣の営業部で働いていた山田さん(仮名)。

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山田さんと言えば、深夜まで働いている印象だったが、どうやら最近ワークスタイルに変化があったよう。

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山田さんです。いったいどんな変化があったのか、話を聞いてみた。

ワークスタイルを朝型へシフト

杉之原 山田さんは結構遅くまで働くワークスタイルの方だと思っていたんですけど、最近変化があったと思うので、今回インタビューさせてもらうことになりました。そういえば、山田さんのGoogleカレンダーに『午後10時 就寝』という予定を発見しまして(笑)、私の中で午後10時といえば山田さんが働いている時間…というイメージだったんですけど(笑)

山田 昔ね(笑)

杉之原 そのあたりのお話を聞きたいです。

山田 わかりました(笑)。以前と比較して、仕事の内容が少し変わってきて、自分で仕事の時間をコントロールできるようになったことが理由として1つあると思います。あとは、最近、時間の使い方について、朝の1時間が夜の数時間に匹敵するなと考え始めました。

広告代理店さんと一緒に仕事をしていたときが一番夜遅くまで働いていた。22時半とかに「見積もりください」と連絡が来る。時代の背景的にも、今は、多分いろいろ規制が厳しくなってそんなことはないと思うんだけど。どうしても連絡が入ってくると、仕事をどう切り分けるか難しいですよね。

杉之原 そのような働き方の中で気づきがあったんですか?生産性的な?

山田 はい、生産性的な感じです。自分の中で勝手に、「今日これをやらなきゃ」「これ終わらせないと!」みたいな感じになっていたけれど、意外と、時間の中で全部収めると決めたら決めたで、なんとかやりくりができるなというふうに思いました。それだったら朝の時間を有効活用してやっていくほうがいい。

最近は、外出予定を夕方に設定して、朝はデスクワークをするとか工夫しています。朝のほうが集中できるので。そのように調整したり、自分でコントロールをし始めたなって感じです。


1日のスケジュールをデザインしてから始業

杉之原 先ほど少し伺いましたが、以前はどのようなワークスタイルでしたか?

山田 いつも23時とか24時くらい、日が変わる前に会社を出て、帰宅して、そこからご飯を食べたりしていました。

杉之原 おおお。

山田 寝るのはだいたい午前2時とか。へたすると3時っていう感じでしたね。起きるのは8時ぐらいだったので、5時間ぐらいは休めるけど、朝もバタバタして出ていくし、9時から仕事ってなったら、仕事の調整をしている時間がないので、とりあえず業務に着手していました。そこから考えると、朝1時間早く出社することで、今日は何をやろうとか、スケジュール管理ができるようになってきました。

杉之原 先ほどお話いただいた働き方は、いつぐらいの話ですか?

山田 一番遅く働いていたのは10年前とかです。24時のときとかも平気であって、なぜかその時間帯に何人か残っている…(笑)。残っている人もなんとなくメンツが決まってくるみたいな感じになってましたね。その後、夜22時ぐらいまでとか、21時までとか、帰る時間が少しずつ早くなって、もうちょっと早く帰宅できるんじゃないかな?と思うようになりました。不可能かなと思ってたけど、自分のなかで18時、19時までとかキリをつけたら調整できるもんだな、と思いましたね。

杉之原 今は、自分のなかのキリは18時とか19時に?

山田 そう。どんなに遅くても、よっぽどのことがない限りは18時、19時には帰るようにしています。1つ仕事が残っていると、これをやり切ってから…みたいに思ってしまうけど、もう永遠に続くんで、今日はもうここまでで終わりと決めて、どうしてもスケジュールが急ぐものであったら、次の朝に早めに出社して調整するみたいな。そのように変えましたね。

杉之原 以前は始業ギリギリに駆け込んでくるイメージがありました(笑)

山田 そうそう(笑)。ギリギリで出社して、1分2分を争うみたいな感じでしたね。今は早くて7時前、ゆっくりしてても8時半とか。前日に「明日忙しそうだな、今週忙しそうだな」ていうのを図って、じゃあ1時間前に行こうとか2時間前に行こうとか、そういうふうにスケジュールを組むようになったって感じです。

杉之原 始業の30分前でも、スタートが違いますもんね。

山田 うん。最初の整理とかするだけでもだいぶ変わるかなという感じです。


実は、スーパーの閉店時間が大切?

杉之原 ちなみに夜型だったのを、3時間ぐらいドンと前倒ししたようなイメージなんですけど、ハードルはなかったですか?

山田 最初は眠かった(笑)。眠かったけど、徐々に近づけていくとだいぶ変わるというか。もちろん時期によって戻ったりするんですけど、基本的には午前2時、3時に寝ていたのが、どんなに遅くても22時とか23時には寝るようになりました。

杉之原 わたしも朝早く来るようにしてから、夜が眠い…23時に眠い、みたいな。

山田 杉之原さんはいつぐらいから変えたんですか?

杉之原 変えたのは引っ越ししてからですね。それまでは徒歩で通勤できるところに住んでいました。

山田 一緒一緒。そう考えると。

杉之原 山田さんも歩いて通勤してましたよね。

山田 そうそう。そう考えると、なんかやっぱり徒歩圏内になると余計メリハリがつかなくなっちゃう感じがするかもしれないです。ひと駅以上はあったほうがいいかなと思い始めました。

杉之原 この時間のこの電車には乗らないと気持ちが悪いみたいな。

山田 そう、リズム。時間を切る何かがないと。徒歩ですぐ帰宅できると思うと、1~2分とか5分とか30分とか、終わりがどんどんダラダラと増えてくるような感じがして。

杉之原 そうそう。あと、いま、最寄りのスーパーが21時に閉まるんですよ。

山田 それすごい大事ですよね!

杉之原 そう!そのためには会社を20時に出ないとスーパーに行けない。前までは、ライフが午前1時まで空いてたから(笑)

山田 多分、一緒のライフ使ってたけど(笑)

杉之原 きっと同じ(笑)

山田 やっぱり生活環境とか周りの環境はすごく大事かもしれない。ありがたいのか、ありがたくないのか。たしかに21時ぐらいに閉まるスーパーしか近所にしかないですってなると、そこに間に合うように買いに行くよね。あとは自炊できるようになってきた。

杉之原 お!自炊をするようになったのは、帰る時間帯が早くなったからですか?それとも結婚が大きかったですか?

山田 時間帯かな。結婚しても帰宅時間変わってなかったから、わたし(笑)

杉之原 そうですよね。本当に結婚したのかなって思いましたもん(笑)

山田 そうそう(笑)。特に家でご飯を作るっていうルールは全くないんで、いまも、作るとしても自分のためなんだけど。外食よりも何か作らないと健康にも悪いだろうなと思って、最近作り始めたという感じです。そうなるとスーパーも21時ぐらいまでに行こうとなるし、夜中1時とか2時からご飯を作っていられない、というのもあるから、変えたってところもありました。

杉之原 ということは、一番大きい要因は、早めに閉まるス―パーの近くに住むってことなんですかね。

山田 共通の要因でいうとそうかもしれない。環境だね(笑)

杉之原 それによって生活がガッと変わって、仕事のやり方があとから変わっていく。


メリハリは自分でつくる

山田 そうそう。一番早いのは生活環境の変化で、なにか、その時間じゃないとダメ、としてしまったほうがいいですね。働いているお母さんとかまさにそう。

杉之原 子どもを迎えに行く時間とか。

山田 そう。子どもを迎えに行く時間が決まっていたりするから。その人はもう17時とか18時とかには帰るじゃないですか。それまでに仕事を全部片づけなきゃ、みたいになると思うんで。だから効率的になるんだと思います。環境は大事だと思いました。ダラダラ仕事をしていてもパフォーマンスはあまり変わんないんじゃないかと思う。

杉之原 私もそう思ってる。

山田 長く仕事するほうが仕事いっぱいしているように見えるんだけど、最終的によく見ると、別に就業時間の8時間内でやるのと13時間ダラダラやるのと、あんまり変わらない。あとメールとかは見ないようにしている。

杉之原 私もです。

山田 杉之原さんが言ってたからそれやってみようかなと思って。やっぱり就業時間外に、ちょくちょくメールチェックしてたらそれだけの時間がかかっちゃうし、それに対して返信していたら仕事がエンドレスになっちゃうので、よっぽどのことがない限りは見ない、やらない感じですかね。

杉之原 私も、以前までは即レスが仕事ができる人の条件だと思っていたけれども。

山田 それはそれで気持ちがいいよね。でも、エンドレスだなーと思って。

杉之原 そうそう。それよりも自分のリズムのほうが大切だなと。

山田 うん。やっぱり自分のリズムは自分でつくらないと。

 

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このあと、10年前と今のワークスタイルの変化を分析してみました。後編もお楽しみに!

 

人生は80年の旅。旅は楽しくなければ意味ない(人生のアドバイス・後編)

定年後、平均年齢30歳の会社に飛び込んできてくれたケネスさん。

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私自身、管理本部でケネスさんと一緒に働いているが、このような方と働けていることに喜びを感じている。もっと多くの人にケネスさんを感じてもらいたい!今回は、ケネスさんの人生計画について伺いました。

平田剛(ケネス)

アディッシュ株式会社 管理本部 財務部長

1983年、カナダノバスコシア銀行香港支店を退職し、日本に移住。翌年トッパンムーアシステムズに入社後、邦銀、外銀にてバンキングシステム導入のコンサルティング業務を担当。1987年から三社の外資系銀行東京支店(ベルギー銀行、BNPパリバ銀行ソシエテジェネラル銀行)で経理、内部監査、COO等に従事。60才過ぎてから、銀行以外の業界と新しい環境でチャレンジしたかったため、信託会社に転職。その約3年後、長女(元アディッシュ社員)の紹介で、江戸社長と彼のプロジェクトに惹かれ、2016年6月アディッシュに入社。

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結婚を機に仕事に集中。30代で目標を明確に設定した

杉之原 ケネスさんは、20代、30代、40代、50代、60代の各年代で、なんかこう明確に人生の計画とか何か描きながら走ってきたのでしょうか。

ケネス 20代、30代…。そういうのはハッキリしてなかったかもしれないんですけど、ひとつは、結婚するまでは結構遊んでいたんですね。遊ぶといっても友達といろんな所へ行くとかそんな感じですけれども(笑)。友達が大事だったんですね。でも結婚したら自分の家庭を集中してやらないといけないと思って。結婚したら経済力もつけなくちゃいけない、仕事に集中しようと。これがひとつですね。

30代になると自分のキャリアや目標を設定しようと思って。もちろん大統領になるとか例はいろいろあると思うんですけども。それぞれ人の夢がありますが、私としては結構現実的なことを考えて、周りを見て、銀行のCOOみたいなところまで行けたらいいなと、それを目標にしたんですね。30代で決めました。

50代に入って、一生仕事ができる前提条件は?といったら体力が必要ですね。やはり健康。体力をつけようと思ってます。そういう感じです。

参加者B 結婚して歳を重ねると、転職って多分すごい怖かったりとか、悩むと思うんですけど。ケネスさんは、ステップアップとか、職を変えていますが、それってやっぱり信念だったんですかね。それとも自信があったのでしょうか。

ケネス うーん、あの、奥さんには自信があると言われたんですけれども(笑)。日本人はすごく大人ですよ。若い人たちは皆、私から見てすごく大人です。実は、私は結婚するまでは本当に子どもみたいな感じで、あんまり考えてなかったですね。そういう悩みとか、怖いとか、心配とか、全然考えていなかったです。日本語もできなかったし。日本に来てなんとかなるんじゃないかと思って。そのとき33歳でしたね。奥さんによく言われていたのは、頭が単純だという(笑)

 

勉強できる仕事を選ぶほうが間違いない

参加者C 最初はお金持ちになりたいっていう夢があったと思うんですけども、その考えは働くうちに変わりましたか?お給料が高いところじゃなくて歴史の長い会社、勉強できる会社を選んだとおっしゃっていたので、変わったのかなと思ったんです。

ケネス お金持ちになりたい、から少し変わったのは、お金は足りればいいということですね。もう1つは、給料の関係の話になると、この仕事が良いかどうかを見失ってしまう。その時の給料が多いか少ないかという話じゃなくて、その仕事をやって勉強になれば、自分の経験が上がるんじゃないかと。給料よりも、勉強になるところに入るのが間違いないんじゃないかと思っていました。 

参加者D 転職や数々のチャレンジをするときに、ケネスさんがすごく大事にされていることがあればお聞きしたいです。

ケネス 難しい質問ですね。転職したいという気持ちになったのは、要はそのときいた会社に居続けていてもあまり勉強出来ていないなあ、と感じたときですね。それが一番大きい理由で。今までもオファーをもらったことはありますが、一番給料が高いところではなくて、この銀行が結構歴史が長いから勉強になるかなと、ただそれだけ考えて入っただけです。他も同じですね。そんな感じです。 


70歳からは友人を海外に連れていきたいし、自転車で日本縦断もしてみたい

参加者E 70歳までの目標と、70歳から何されるのか教えてください。

ケネス 今、旅行関係も興味を持っています。私の同級生はほとんど60代。香港の公務員の友達が多いのですが、みんな60歳になったらもう定年で、あっちこっち行くんですけど、日本にもよく来ます。もう30回とか40回とか。50年ぶりに会った友達に、「私はいま日本に住んでます、日本に来たことがありますか?」と聞いたら、「もう50回以上行っています」と。私より多いなと(笑)。それから、近所の友達の中に、海外に行きたかったけれど、英語もできないし、実際に海外に行ったことがない人もいて、2回ほど海外に連れて行ったらすごく喜んで帰って来たんですね。

それで、仕事をやらなくなったら、友達をあっちこっち連れていきたいとかそういうことを考えています。私は国内ではあまりあっちこっち行ってないです。一つの夢は自転車で北から南まで行こうと思っています(笑)

 

どんなこともポジティブな角度から見続けることが一番。結婚も同じ

参加者F 子どもたちへの教育についての考え方。何かモットーとか、こういう教育をしてあげたいとかありましたか?

ケネス 子どもの教育ですね(笑)。誰も親になる学校には入ったことないと思うんです。訓練を受けてから親になったということではなくて、でも親になるのはすごく大変なことです。社長より多分大変なことだと思うんですよ。責任がある。人の人生にも関係があるので。

最初の頃は自分も経験が無くて、いろいろ悩みがありました。例えば、私の兄弟のやり方を見ると、みんなお父さんの真似してるんじゃないかと思いました。でも、昔の人間のやり方を真似してもしようがないと。自分で考えようと。子どもも、自分のためを考えていると思うんです。悪い人になろうという子どもは少ないと思うんです。みんな、自分がもっと強くなろう、偉くなろうというふうに考えていると思うので、子どもたちに色々指示してやらせるよりは、彼らの自由にさせたほうがいいかと思って、つまりあまり教育してないです(笑)。ただ、変な方向に行かないように誘導しているだけです。

参加者G アディッシュは特に20代が多いと思うんですけど、働く後輩たちにエールがあればいただきたいなと思いました。

ケネス 後輩たちにお話しするのは、どんなことをやっても自分が興味をもって楽しくやるというのが一番いいかなと思います。どんなことでも、必ずポジティブな考え方とネガティブな考え方、両方ともあるんですね。嫌いと思えば、ネガティブの角度から見ると、嫌いと思うことはたくさん出てきます。でも逆に、ポジティブに考えれば、マイナスのことは全部忘れて、ただ良いところだけ考えましょう、というのが良いんじゃないかと思っています。

実は、仕事だけじゃなくて結婚相手も同じです(笑)。どんな人でも完璧な人はいないです。その人をマイナスの角度から見るともう嫌なところだらけの人になるんですけれども、でもポジティブに考えて、こういう欠点は誰にだってあるわけだから、この人は良いところがあると考える。なんでもそうです。ポジティブな角度から見た方が自分が楽しくなると思うんです。

 

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人生をお伺いするには短い時間でしたが、このような企画にも快く対応してくださるケネスさんに感謝です。

 

 

 

#前編

年初に1年分の有給休暇計画を立てる?(人生のアドバイス・前編) - 私は私。

 

年初に1年分の有給休暇計画を立てる?(人生のアドバイス・前編)

定年後、平均年齢30歳の会社に飛び込んできてくれたケネスさん。

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管理本部でケネスさんと一緒に働くようになり、たびたび驚くことがある。最も驚いているのは、毎年1月に、ケネスさんから1年分の有給休暇計画を提出いただくことだ。これには本当に驚いた。1年分のバランスが設計されてるのかしら!?ケネスさんの習慣についてインタビューした。

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毎週15冊、図書館で本を借りる?

杉之原 ケネスさんと話していて驚いたのが、本を読む習慣。毎週何冊くらい読んでいらっしゃるんですか?

ケネス 大体、平均15冊です。

杉之原 おおお!15冊…!ちなみに、5ポイントで読むというのは、1冊につき写真を5枚撮るということですか?

ケネス そうですね、実際はもっと撮りますね。本の表紙、目次、残りは3ポイント~5ポイントぐらい撮るという感じです。自分の記録用です。

杉之原 毎週15冊借りるのは何歳ぐらいの時からやっているのですか?

ケネス いま住んでいる家の前に図書館があるのですが(笑)、引っ越してきてからですね。20年弱です。

杉之原 20年。15冊×48週/年×20年ですか。すごい…!ちなみにジャンルはありますか?

ケネス もう何でも。例えば、いま借りているのは10冊以上卓球関係の本です(笑)

杉之原 なるほど(笑)。家の目の前に図書館があっても行かない人のほうが多いと思うのですが、毎週行こうと思ったきっかけはありますか?

ケネス うーん…強いて言えば、ある本の著者が言っていたことです。自分が人生のいろんな経験を持っていても、それを人に教えないケチな人が多いですが、この著者は自分だけが知識を持ってお墓に入ることはしたくないと。人生の経験をシェアしたいということ。だから、本を書いた人たちは貴重な経験を皆にシェアしている。あとは信頼性。インターネットは、確かに無料で見れるけれど誰が書いたかは分からない。本は、読者に何か言われるかもしれないけれども、でもそれでも本を出せるっていうことは、信頼性が高いということですね。

 

毎週、会社帰りに卓球教室?

杉之原 ちなみに、毎週、職場の近くで卓球のプライベートレッスンを受けてらっしゃいますよね。奥様も参加されてるとのことで。

ケネス 去年の9月頃、週末だけの運動では物足りないし、平日も運動したいと思いました。たまたま会社の近くに卓球教室があるということで、行ってみました。すごくいい先生で、もう本当に最高ですね。家に帰って卓球教室の話をしていたら、妻も行ってみたいと言って。今、一緒に通っているんです。私は、ただ体を動かしたいだけですが、奥さんは本当に集中してやっているんですよ(笑)。月2回は必ず試合に出ているんです。卓球教室の後は2人で飲みに行くのですが、彼女にとってはただ卓球をやるだけじゃなくて、そのあとのデートもいいな、ということを言っていました。

杉之原 前回は『玉の屋』に行かれたって。

ケネス 『玉の屋』は最高だと言っていました(笑)

 

年初に1年分の有給休暇計画を立てる?

参加者A 過去の職場もそうですし、今も仕事が山積みでやることがいっぱいあると思うんですけど、その中で、1年分の休みを計画立ててしっかり休むっていう…。あり得ないですけど、私がもしケネスさんの立場だったらすげぇ残業すると思うんです。自分の中のタイムマネジメントのコツというか、考え方みたいなのってあるんですか?

ケネス 考え方ですね。まずは有給休暇を取るのは当然だということ。特に、フランスの会社にいたときの影響ですけれども、フランス人のやり方を見ると、どんなに忙しくても休暇をとらなくちゃいけない。取るのは絶対。有給休暇を全部取っちゃうんですね。

自分が責任を持っていたとき、チームメンバーが何十人もいたのですが、その人たちがそれぞれの有給休暇を全部取るとなると、日にちが限られてくるんですよ。休みは、ちゃんと計画を立てないと取れないです。例えば経理だったら、月末月初忙しいから取れないとかね。だから、メンバー全員に、年初1月から年末までの有給休暇の計画を立てましょう、としました。

日本人は有給休暇を取らない人が結構多いです。用がなければ取らないという感じで。それではあまり休暇を取れないなと思い、当時、チームメンバーには強制的に取ってもらおうと考えました。で、自分がまずモデルとしてやってたんです。

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ケネス 仕事は、とにかくリソースが限られている。どんなに仕事があっても、限られたリソースでやらなくちゃいけないから、あとはもう優先度を決めるだけですね。いまでも、自分のタスクリストがあるんですね。やらなくちゃいけないことが一覧になっていて、もちろん何か起きたら追加するんですけども。全部並べて、どれを先にやらなくちゃいけないかを決めれば、あとはその順番でやればいい。例えば今日も、18時半から卓球の教室に行かなくちゃいけないです(笑)

 

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ケネスさんと働いていて、勉強になることたくさん。後編は、ケネスさんの人生観についてです。