私は私。

アディッシュ取締役 杉之原明子のブログです。

バカなら手を動かせ

 
私は『頭のなかノート』を作っている。課題と向き合うときに、自分の考えを出し切り、整理するためのノートだ。A4サイズ、罫線なし。2010年に始めて現在3代目。
 
『頭のなかノート』を始めたきっかけは単純だ。当時ちょっと憧れていた社員が紙に何かを書いている姿がカッコよく、「仕事ができる人って紙とペンを使うんだ!」完全にミーハー心で始めた。
 
最初は、紙に書いている私もカッコよく見えるのかしらくらいだったが、続けているうちにノートの威力に気づいた。
 
  1. 考察/提案の精度があがった。
  2. 資料なりメールなりにアウトプットするスピードが圧倒的に早くなった。(アウトプットせずとも、ノートを見せてプレゼンできる点も優秀)
  3. 説明するときも理路整然と話せるため、議論が先に進みやすい。
 
 
ノートにガシガシ書いているときに思い出すのが、高校3年生のときに通っていた塾の数学の先生に言われた一言だ。

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私はこう見えても理系で、数ⅢCまで勉強した。東大理系に100名くらい合格者を出す恐ろしい塾に通っていた。私はというと、数ⅢCに入ってから手応えがさっぱりで、下位のクラスに浮遊していた。ただ、ラッキーなことに一番上のクラスの先生が授業を担当してくれていた。
 
毎回の授業で演習問題の時間があった。2つの大問を60分なり80分で解け、みたいなスタイル。完全に難関大学仕様だ。
 
そんな演習問題を前にして、我々のクラスでどんな現象が起きるかと言うと、シャーペンを持ったまま60分間フリーズ。演習時間は己を消して時間をやり過ごし、解説をノートに映すことに注力する。
 
授業のたびにこのループ。
 
そんな私たちに痺れを切らした先生が放った一言だった。
 
 
バカなら手を動かせ!!
 
言われた瞬間、フリーズした。いったい何を言われたんだ、私。
 
「あ、私ってバカだったんだ。そっか、そうだよね。私バカだよね。」
 
「バカ」という単語が頭の中で反響したのを思い出す。美しくバッサリと斬られた。
 
そもそも数ⅢCは難しい。それに挑戦するのはいいけど、シャーペン片手にフリーズしてても答えが降りてくるわけがない。だってバカなんだから。せめて手を動かせ、何かを書け、情報を整理しろ、少しでも前に進めと。
 
 
仕事も同じだ。
 
特に新しい分野や課題を前にして期限が切られたとき、見えない一步をひねり出す必要がある。PCのメモ帳で活字を眺めてたって情報は整理されないし、いくらネットサーフィンをしたってそれだけじゃ何も降りてこない。
 
『頭のなかノート』で何度もやってきたおかげで、“考える力をつけたい”“期限を守らねば(アウトプットを早くする)”“簡潔にメンバーに伝えたい”などなどが一気に解決!とまでいかないが、それなりになった。
 
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