読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

私は私。

アディッシュ取締役 杉之原明子のブログです。

スタートアップ、最高のチームに投資する(アーリーステージの場合)

San Francisco
 
本日、スタートアップ企業を数社訪問した。
しかも、まじなアーリーステージだ。
 
これは初めての経験で、しかも混乱するほど感じたことがあったので、
早速まとめたい。
 

f:id:adish_HRdelight:20151010154922j:plain

※ちなみに私は、今年から新規事業関連に触れ始めたので、
以下、素人の素直な所感と受け止めていただけると嬉しい。
 
 
1.人脈がないと戸が見つからない
 
アポイントの鉄則、まず事前調査をする。
 
該当のサービスページで概要を把握した上でアプリをダウンロード。
実際に使ってみる。
 
しかし、これがまあ驚いたのだが、素人も気づくレベルのプロトタイプ感。
 
いきなり「5名のつながり登録せよ」という表示がされ、
そのハードルの高さに先に進めなくなったり、
メールアドレスを登録しても画面が遷移しなかったり。
 
一般的に検索して発見できるレベルのサービスでも、
同様のことが普通に発生している状態にあることに気づく。
 
 
次に、企業やアントレプレナー情報の検索を試みる。
英語だし、私の検索キーワードもイケてないのだろうが、
あまり多くの情報は得られない。。
 
シリコンバレーは、人脈が要だと言う。
 
人脈がない投資家はスタートアップになかなか会えないことは知っていたが、
実際に自分で検索してみて、
もはや「叩く門が見つけられない」が正しい表現のような気もする。
 
逆に、人脈と目的さえあれば、CEO自らが簡単に時間を作ってくれる。
強烈に人のつながりの力を感じる。
 
そういう意味では、シリコンバレーも日本も、
人脈が大切なのは一緒なんじゃないかなと思ってくる。
 
 
ちなみに、起業家にとっては、
権威ある投資家やその分野のプロと人脈を作る力が、
アーリーステージにおいての大きなアピールとなる。
 
このあと、逆に、それ以外があまりないことに気づくこととなる。 
 
 
2.会って初めてサービスの本当を知る、感動するレベルで
 
アーリーステージ感を体験し、
とは言え、結局たいして情報が分からないままアポに突入。
  
サンプルは少ないが、訪問した企業のプレゼン要素をまとめると、
だいたいざっくり以下の3点。
 
 2-1.ミッションは何か
 2-2.なぜその課題に取り組むか
 2-3.どのような経験を持つメンバーで構成されているか
 
 
おおお!そこに課題感、確かにあるかも。
そこつないじゃう?確かにそのストーリーありかも。
 
何も情報がなかっただけに発見しかない。
サービスにかける思いがひしと伝わってきて胸が熱くなる。
 
 
3.しかし全然分からない!この状態に投資するってすごい!
 
裏を返すと、それ以上の情報がなかったのだ。
このことに混乱した。
 
マネタイズプランもKPIもなく(本当はあるのかしら)、
KPIが記載されていた回もあったが華麗にスルーされるし、
質問しても、「今それを考えている」で終了。
 
(マネタイズが見えない状態で資金調達を実際にしてるんだから、
プレゼン力は、そりゃあるのが普通だよな、と一方で感心。)
 
 
この状態のまま走っていることもあるのだろうが、
スタートアップを取り巻く状況は刻一刻と変わる。
 
アーリーステージであればあるほど、
日本に持って帰って投資検討するなんてスピード感はありえない。
 
つまり、どんな切り口でもいいのだが、何を基準に投資をするのか、
その場で判断できるレベルで持っておかないと機会を逃すようだ。
 
 
4.最高のチームかどうか
 
本当は、もっと何かをどうにかすれば情報が出てくるのかもしれないが、
手元にある情報は2に記載した3点だけだ。
 
果たしてこれで投資判断ができるだろうか。
 
確かに、マネタイズが見えたときに投資するのが安心だ。
が、そんなものが見えている状態になっているフェーズには、
誰もが投資しているだろう。
 
くー!これがアーリーステージってやつか…!!
 
 
複数のCEOや投資家の方と話す中で、
サービスや技術の優位性も当然大切だが、
メンバーとチーム力がかなり重要視されているかもしれないことに気づいた。
 
4社のスタートアップを経てきた、
いかに優秀なエンジニアか、
どのような投資家に支援してもらっているか、
どの教授とつながりがあるか。
 
おお、やたら強調するなーと感じたのだが、それだけ、
本当に実現しうる集団なのかどうか、
投資判断をする上で思ったよりも大きなポイントなのではないか。
 
新規事業判断の上位で入ってくるんだろうな、
 
 
最高のチームかどうか。