私は私。

アディッシュ取締役 杉之原明子のブログです。

どまんなか会議@経営会議を続けること2年半

2015年2月、参加したレオス・キャピタルワークス取締役CIO藤野様(現社長)のご講演で、「ど真ん中なことを考える」ことの大切さを痛感した。その約1カ月後に、アディッシュ経営陣でコアな問いを考える会議を開催。

どまんなか会議ってやつをやってみた - 私は私。

 

あれから2年半が経つが、いまもどまんなか会議を開催している。頻度は増していて、2015年は四半期に一度、2016年は隔月、そして2017年は毎月。テーマによっては、数名の社員にも議論に参加してもらう試みも始めた。

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どんどん一枚岩になっていく感覚

どまんなか会議を2年間続けて気づいたことがある。それは、管掌とは別に、ど真ん中なことを考えることがめちゃくちゃ大切、ということだ。

どまんなか会議のテーマは、"会社のこれから""組織のありたい姿""人の考え方""事業の状況"などで、今すぐ何か答えが出るような類のものではない。それでも、自分の管掌範囲を超えて様々な角度のテーマで議論をすることで、「だいたいこういう方向に向かっているよね」とか、「私たちが大切にしたいことってこういうことだよね」といった、脈が出来てきている感覚がしている。

これはとても重要なことで、なぜなら、これが意思決定にかかわると考えるからだ。通常の経営会議(アディッシュでは事業運営会議と呼ぶ)では、会社や事業の細かい意思決定をしているのだが、大きな意思決定をする際は、私たちの後ろにある大きな脈が非常に大切になる。これがなければ、議論がどこに向かっているか見失うし、意思決定もできないものなのだな、と。

 

ありたい姿を自分たちで考えるということ

アディッシュでは、仕事の取り組み方を文章化しているのだが、その中に「ありたい姿は、私たちの代わりに誰も考えてくれない」という一文がある。だから、ありたい姿を自らが考え、そこに向かって実行していこうよ、と。私はこの考え方が大好きだ(これを事業タスクと呼んでいる)。入社以来、年次関係なく、案件の、チームの、事業の、会社のありたい姿を考える機会に恵まれてきた。ありたい姿が表現できて、そこに向かうとき、思ってもみないチームの熱が生まれる。もう、鳥肌ものだ。

一方、厳しさも伴う。自分たちが考えるのを止めてしまうと、現状維持状態になって、いつかは終わってしまう。仕事はどれも、その危機感と隣合わせであるように思う。

 

そのために、考える時間をつくること

どまんなか会議は、基本2時間。テーマによっては半日~1日のロングMTGで議論している。なぜこれだけの時間を費やしているかといえば、考えるって難しい、ということに尽きる。もちろん、自分の管掌している範囲では、呼吸するように考え続けているとして、少しでもそうでないことを考えるのは難しい。べつに考えなくても今日を終えられる。あらかじめ、考えるという時間を確保することが要だ。

 

「ど真ん中なことを考える」、解があるものではないし、全員の考えが完全に一致する必要もない。脈でいい。今後も、自分たちの脈に、もっともっと耳を澄ませていきたい。