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アディッシュ取締役 杉之原明子のブログです。

変化を生み出す主体者になりたい。『ハイコンセプト』を読んで芸術大学に入学した話

ガイアックスグループの経営会議忘年会では、ひとりひとり翌年の宣言をしている。内容はなんでもよいのだが、一定のハードルの高さ、ミッション感が求められる。私は、昨年末、「2017年は右脳の年にします!」と宣言した。唐突すぎて失笑をかい、見事に却下されたが、たとえ却下されようとも心は変わらない。

そして、今年4月、京都造形芸術大学の教育通信部芸術学部に編入した。現在は大学3年生で、毎月レポートに追われる生活になり、無事半期が終わったところだ。順調と言えば順調だが、とは言え、人生で初めて単位を落とした(ぐっ。退路を断つためにブログを書きたい。

 

もともとは、夜間のMBAを考えていた。私は、3年前に事業サイドから会社運営の領域に飛び込んだのだが、何をするにしても初めてのお使い状態。知識も経験も最速でレベルアップしないといけないという危機感が年々強くなっている。基盤となる引き出しを増やしたい。ならばとMBAを探していたのだが、その最中、数年ぶりに読み返した1冊の本『ハイコンセプト』に影響を受け、ぎゅいんと芸術の学士を取ることを決意した。

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読んだことがある方も多いと思うが、『ハイコンセプト』は、「新しい時代を動かしていく力は、これまでとは違った新しい思考やアプローチであり、そこで重要になるのが「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」である」という考え方を軸に、左脳と右脳の違いが論じられ、これから時代を切り開いていく役割・スキルであるデザインについて展開されている。初めて読んだときは右から左へ流れていったのだが、今回はふと気づいた。私は、とにかく左脳を鍛え続けてきたのだということに。むしろ、左脳を鍛えることについてはかなり得意であることにも気づいてきている。そして、その上で、いったいどんな価値を生み出せるか、これが最も重要であることにも気づいている。

 

昨今、「経営はアートだ」「これから求められるのはデザイン思考だ」といったフレーズが飛び交っている。既存業界、ビジネスモデル、働き方もどう生きるかも、今までのやり方全般が、新たな切り口で新たな価値を生み出したいともがいているようである。

それまでの私は、「アート」や「デザイン」という言葉を無意識のうちに頭から排除してきた。それらは、何か生まれ持った才能がある人が携わる分野であって、絵心のない私ではないと決めつけていた。でも、『ハイコンセプト』を読み、デザイナーとは「変化を生み出す主体者」「デザインは多くの分野にまたがっていて、全体論的に物事を考えられる人」であることが腑に落ち、そして、はっとした。アウトプットは決して絵画などではないが、私だって仕事でやっているではないかと。

 

「アート」や「デザイン」という言葉に踊らされるのではなく、自分自身がデザイナーでありたい。そして、いまのタイミングで、私の人生において芸術の点を作るのも面白いのではないかと、そう考えている。(もちろん、経営についても勉強を続ける) 

あと1年半!今回は留年せずに卒業するぞ!笑

 

 

 

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