私は私。

アディッシュ取締役 杉之原明子のブログです。

納期までにアイディアを降ろすプロセスについて

先日、TRUSTDOCK(https://trustdock.io/business/)の千葉さんと話していて、思い出したことがある。

 

「納期のギリギリまで違うことをする」

的なことを、随分前の朝礼のスピーチかなにかで千葉さんが話していたことを思い出した。その頃の私は、営業として何も仕事が出来ない状況で、千葉さんのスピーチを聞いて、はて、何を言っているんだこの人はと、そう感じていた。

それが、数年経ってようやく私にも分かるようになってきたのだ。ホワイトボードに書きなぐりながら「降りてきたー!」と叫ぶ瞬間、先が見えない課題であればあるほど、それは祈りにも似た瞬間だ。良かった、降りてきた…。

 

納期までにアイディアを降ろすプロセスをまとめてみた

アイディアが降りてくる瞬間はテンションがブチ上がる瞬間でもあり、そのあとは夢中で駆け抜けるだけ。そのプロセスを、こんなかんじでまとめてみた。

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1.まず全体設計、納期のギリギリはいつだ

とにかく手を動かさなきゃ!と焦ることも多いが、少しでも時間を取って全体設計をしたほうが、なんだかんだ投下時間が短くすむ。アウトプットイメージが見えている課題は確実に設計できるし、先が見えない課題であっても、だいたい必要な道のりが想定できるようになる。

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帰ってくる場所をつくる

納期までの過程は、自分も関係者もふらふらすることが多い。途中で話がひっくり返ることもある。まず時間を使うのは、帰ってくる場所。「本当の課題はなにか」「なぜやる必要があるか」を固めておく。先が見えなくなったらここに戻ってくる。「そもそも~~」みたいな会話よ、さようなら。

 

アウトプットの時間をあらかじめ確保する

アウトプットの時間をあらかじめ確保する。事前にカレンダーに登録する、関係者が必要ならばアサインしておく。

課題が困難であればあるほど、ひとりで抱え込むことほど意味のないことはない。ちっとも進まないし、最終的に自分もチームも追い詰めてしまう。途中途中で考えていることをアウトプットしたほうが、頭の整理ができるし、何よりスピードが上がる。カフェでひとり考えたり、会議を設定して関係者に共有したり。とにかく頭の中を出す。その際重要なのは「手を動かして書くこと」。ノートやホワイトボードに書きなぐる。

アイディアが降りてこないのではない。アイディアは納期までに降ろしてくるのだ。

 

納期までにカタチにする力を読む

「納期のギリギリまで違うことをする」の、「ギリギリ」はプロのなせる技だ。やったことがあることはゴリっとできるし、初めましての内容はやはり時間を要する。実現まで持っていけるのは、カタチにするスキル、チーム力があってこそ。これを踏まえて「納期のギリギリ」ラインを想定する。

 

2.違うことをするって何?

全体設計を終えたら、「違うことをする」。

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なんとなく頭にある状態

1に対する感度を高めておく。街を歩いていても、眠っていても、なんとなく、うっすら1が頭にある状態(これが原因で、うなされることもあるが…)。インプットとアウトプットを何度か行ううちに、1が徐々に具体的になり、感度も高まっていく。アンテナをはっているから、インプットが有効になるのだ。

 

どんぴしゃと分野違い、ひたすらインプット

どんぴしゃな情報収集は普通にする。ググったり、本を読んだり。プラスして、分野違いにも意識的に触れるようにしている。分野の違う情報に触れたり、映画を観たり、人の話を聞いたり、美術館に足を運んだり。アンテナをはっていると、いろんなところにヒントが埋め込まれていることに気づく。インプットすればするほど、ヒントを得る確率が高まる。と考えている。

私は、いま、通信制芸術大学に通っているが、1が頭にある状態で課題に取り組むと思わぬヒントが得られるし、特にアンテナをはっていない状態だと、普通に大学の勉強しなきゃ、である。

 

3.点と点がつながる瞬間、アイディア降臨

ここまでのプロセスを経ると、不思議とギリギリで着想する。あとは、カタチにするだけ!

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もちろん、意識せずにアイディアを思いつくこともあるが、結局は、納期がないだけの話で、同じことをやっていると思う。

 

さて、なんとかまとめてはみたものの、スケジューリングが甘かったり、時間が確保できなかったり、カタチにするスキルが足りなかったり。

言い訳いっぱい、往々にして追い回されるのだけど。