「あいつは嫌なヤツだ」と思ったときは、それは自分のことだと思う(「絶対内定ー自己分析とキャリアデザインの描き方」)
私は、愚痴、とりわけ『ただの愚痴』は言わないように心がけている。
愚痴には2種類ある。『前向きな愚痴』と『ただの愚痴』だ。私は圧倒的に前者が好きだし、圧倒的に後者が嫌いだ。『前向きな愚痴』には解決に向けて動こうとする意思がある。時にはそれを一緒に話していたメンバーの力を借りて動き出す。『ただの愚痴』とは恐ろしいもので、何も生み出さず延々と話が続き、しかも、それを言えば言うほど自分の株を下げる。すべてを『前向きな愚痴』にすると息がつまることも事実だ。たまには『ただの愚痴』もいい。ただ、そのときに「あー、私、今、ただの愚痴をただ言ってるわー」と自分を見れているようにしていたい。
『前向きな愚痴』か『ただの愚痴』かはさておき、話は往々にして「人」に行き着くことが多い。事を成しているのは人だから、当然といえば当然だ。
「人」に関して、『ただの愚痴』が延々と続くときほど悲しいことはない。

数年に一度、読み返している本がある。
知る人ぞ知る、就職活動のバイブルだ。
私も就職活動のときに購入。当時は自己分析から逃げてばっかりだったもんで、ナナメ読みで終わっていたが、今になって、度々読んでいる。
自分と向き合うことはさることながら、仕事への挑み方や人間関係作りにおいても気づかされることが多い。
「あいつは嫌なヤツだ」と思ったときは、それは自分のことだと思う
「人」に関して『ただの愚痴』状態になったときに、自分を引き戻してくれる言葉。