なかなか進まないチームタスクは作戦名をつけちゃおう
学校営業をしていたときに出会った先生の話をしたい。もう、恩師と言いたいくらい、いまも見守ってくださっている。
その先生から、指導現場の多くを学んだ。生徒が問題を起こしてしまった際、先生方だけでなく、ときには生徒の親御さんも巻き込んでチームを組んで生徒指導案を作成していくという話を伺った。なかでも忘れられなかったのは、事案ごとにプロジェクト名をつけて取り組んでいらっしゃったことだ。プロジェクト名というより、「作戦名」が近いのだが。
「〇〇さんの生徒指導の件」と呼ぶのではなく「作戦名」をつけることで、事案の印象が変わり、対応メンバーに前向きな気持ちが生まれたり、工夫が生まれるものなのだということを学んだ。
その後、私も、先生の真似をして、いくつかの事業タスクに名前をつけるようになった。
- 「年賀状を送る」という事業タスクがあったとして、「年賀状でハートフル作戦」とでもしようかしら。(あ、「作戦」をつけちゃった)
- 「システムを入れ替える」という事業タスクがあったとして、「システム卒業プロジェクト」と呼ぼう。
なんて具合に。
決してふざけているわけではないし、メンバーのテンションを無理やり高くしたいわけでもない。冷静に、もはや「語尾にプロジェクトor作戦を付ける+α」程度の話だ。
ただ、「〇〇タスク」という無味乾燥な名前と比較して、
- タスクの印象が変わるし、
- 前向きな気持ちになるし、
- そして工夫が生まれる(+αの部分)
と思っている。なかなか進まない、重たい、納期が短い、関係者が多い、一気に進めないといけない。そんな事業タスクほど、名前をつけてみてはいかがだろう。
#参考URL