脱体当たり偏重型、読書の習慣化について
大学在籍中にインターンで働き始めてから、学びと言えば、体当たりすることがすべてだった。読書よりも、事業の立ち上げの中で日々感じることやお客様から教わったことがすべてで、そんなふうにがむしゃらに走っていた。
型がないことの不安
社会人になってからもその調子だったのだが、次第に不安を感じるようになった。確かにまっさらな状態で体当たりをしているからこそ、直感を信じて突き進めたこともあるかもしれない。しかし一方で、体当たり偏重型は、気づきを積み重ねてからようやく既に本に書いてある「型」を発見することになる。ということは、型を応用できるようになるまで時間がかかっているのではないだろうか。このまま体当たり偏重型を続けて、自分の、事業の成長を加速させることはできるのだろうか。
記録をつける
そして6年前、社会人3年目のときに読書の習慣化を決心した。「年間45冊」と目標を定め、手帳に読んだ本の数を記録。読書記録アプリもつけ始めた。2012年は未達だったが、翌年は45冊を超え、そしていつの間にか、目標を定めなくても呼吸するように本を読むようになった。
読書量については、人によって多いと思うか少ないと思うか違うと思うが、私の場合、グラフからも70~80冊あたりが心地よいことが分かった。
無理しない
目標を定めていたときは、1冊ずつ読了していかないと気持ちが悪かったのだが、読めないものは読めない。単に自分にスキルが足りないこともある。数日、数カ月、ときには数年経ってから再度開くと、難なく読み進められることもある。
読書記録アプリも同じだ。読んだ本すべてのレビューを記録しようとすると結構重たい。レビューを書きたいと思った本だけ残せばいい。
気分に合わせて好きなジャンルを好きな場所で読む
はじめはビジネス書や自己啓発ばかり読んでいたが、しかし、そういった分野をガンガン読めるときとそうでないときがあり、小説や雑誌をガンガン読めるときとそうでないときがあることに気づいた。
それからは、その時々の気分に合わせて好きなジャンルの本を好きな場所で開くようにしている。
自宅片隅の積読に気づかないふりをしながら、これからも、体当たり&読書習慣で自分をアップデートしていきたい。なるべく速いスピードで。
#記録をつけることについて