私は私。

アディッシュ取締役 杉之原明子のブログです。

あの山田さんが朝型にシフト?(ワークスタイル改革・前編)

10年前、私は営業部で働いていたのだが、その当時、隣の営業部で働いていた山田さん(仮名)。

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山田さんと言えば、深夜まで働いている印象だったが、どうやら最近ワークスタイルに変化があったよう。

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山田さんです。いったいどんな変化があったのか、話を聞いてみた。

ワークスタイルを朝型へシフト

杉之原 山田さんは結構遅くまで働くワークスタイルの方だと思っていたんですけど、最近変化があったと思うので、今回インタビューさせてもらうことになりました。そういえば、山田さんのGoogleカレンダーに『午後10時 就寝』という予定を発見しまして(笑)、私の中で午後10時といえば山田さんが働いている時間…というイメージだったんですけど(笑)

山田 昔ね(笑)

杉之原 そのあたりのお話を聞きたいです。

山田 わかりました(笑)。以前と比較して、仕事の内容が少し変わってきて、自分で仕事の時間をコントロールできるようになったことが理由として1つあると思います。あとは、最近、時間の使い方について、朝の1時間が夜の数時間に匹敵するなと考え始めました。

広告代理店さんと一緒に仕事をしていたときが一番夜遅くまで働いていた。22時半とかに「見積もりください」と連絡が来る。時代の背景的にも、今は、多分いろいろ規制が厳しくなってそんなことはないと思うんだけど。どうしても連絡が入ってくると、仕事をどう切り分けるか難しいですよね。

杉之原 そのような働き方の中で気づきがあったんですか?生産性的な?

山田 はい、生産性的な感じです。自分の中で勝手に、「今日これをやらなきゃ」「これ終わらせないと!」みたいな感じになっていたけれど、意外と、時間の中で全部収めると決めたら決めたで、なんとかやりくりができるなというふうに思いました。それだったら朝の時間を有効活用してやっていくほうがいい。

最近は、外出予定を夕方に設定して、朝はデスクワークをするとか工夫しています。朝のほうが集中できるので。そのように調整したり、自分でコントロールをし始めたなって感じです。


1日のスケジュールをデザインしてから始業

杉之原 先ほど少し伺いましたが、以前はどのようなワークスタイルでしたか?

山田 いつも23時とか24時くらい、日が変わる前に会社を出て、帰宅して、そこからご飯を食べたりしていました。

杉之原 おおお。

山田 寝るのはだいたい午前2時とか。へたすると3時っていう感じでしたね。起きるのは8時ぐらいだったので、5時間ぐらいは休めるけど、朝もバタバタして出ていくし、9時から仕事ってなったら、仕事の調整をしている時間がないので、とりあえず業務に着手していました。そこから考えると、朝1時間早く出社することで、今日は何をやろうとか、スケジュール管理ができるようになってきました。

杉之原 先ほどお話いただいた働き方は、いつぐらいの話ですか?

山田 一番遅く働いていたのは10年前とかです。24時のときとかも平気であって、なぜかその時間帯に何人か残っている…(笑)。残っている人もなんとなくメンツが決まってくるみたいな感じになってましたね。その後、夜22時ぐらいまでとか、21時までとか、帰る時間が少しずつ早くなって、もうちょっと早く帰宅できるんじゃないかな?と思うようになりました。不可能かなと思ってたけど、自分のなかで18時、19時までとかキリをつけたら調整できるもんだな、と思いましたね。

杉之原 今は、自分のなかのキリは18時とか19時に?

山田 そう。どんなに遅くても、よっぽどのことがない限りは18時、19時には帰るようにしています。1つ仕事が残っていると、これをやり切ってから…みたいに思ってしまうけど、もう永遠に続くんで、今日はもうここまでで終わりと決めて、どうしてもスケジュールが急ぐものであったら、次の朝に早めに出社して調整するみたいな。そのように変えましたね。

杉之原 以前は始業ギリギリに駆け込んでくるイメージがありました(笑)

山田 そうそう(笑)。ギリギリで出社して、1分2分を争うみたいな感じでしたね。今は早くて7時前、ゆっくりしてても8時半とか。前日に「明日忙しそうだな、今週忙しそうだな」ていうのを図って、じゃあ1時間前に行こうとか2時間前に行こうとか、そういうふうにスケジュールを組むようになったって感じです。

杉之原 始業の30分前でも、スタートが違いますもんね。

山田 うん。最初の整理とかするだけでもだいぶ変わるかなという感じです。


実は、スーパーの閉店時間が大切?

杉之原 ちなみに夜型だったのを、3時間ぐらいドンと前倒ししたようなイメージなんですけど、ハードルはなかったですか?

山田 最初は眠かった(笑)。眠かったけど、徐々に近づけていくとだいぶ変わるというか。もちろん時期によって戻ったりするんですけど、基本的には午前2時、3時に寝ていたのが、どんなに遅くても22時とか23時には寝るようになりました。

杉之原 わたしも朝早く来るようにしてから、夜が眠い…23時に眠い、みたいな。

山田 杉之原さんはいつぐらいから変えたんですか?

杉之原 変えたのは引っ越ししてからですね。それまでは徒歩で通勤できるところに住んでいました。

山田 一緒一緒。そう考えると。

杉之原 山田さんも歩いて通勤してましたよね。

山田 そうそう。そう考えると、なんかやっぱり徒歩圏内になると余計メリハリがつかなくなっちゃう感じがするかもしれないです。ひと駅以上はあったほうがいいかなと思い始めました。

杉之原 この時間のこの電車には乗らないと気持ちが悪いみたいな。

山田 そう、リズム。時間を切る何かがないと。徒歩ですぐ帰宅できると思うと、1~2分とか5分とか30分とか、終わりがどんどんダラダラと増えてくるような感じがして。

杉之原 そうそう。あと、いま、最寄りのスーパーが21時に閉まるんですよ。

山田 それすごい大事ですよね!

杉之原 そう!そのためには会社を20時に出ないとスーパーに行けない。前までは、ライフが午前1時まで空いてたから(笑)

山田 多分、一緒のライフ使ってたけど(笑)

杉之原 きっと同じ(笑)

山田 やっぱり生活環境とか周りの環境はすごく大事かもしれない。ありがたいのか、ありがたくないのか。たしかに21時ぐらいに閉まるスーパーしか近所にしかないですってなると、そこに間に合うように買いに行くよね。あとは自炊できるようになってきた。

杉之原 お!自炊をするようになったのは、帰る時間帯が早くなったからですか?それとも結婚が大きかったですか?

山田 時間帯かな。結婚しても帰宅時間変わってなかったから、わたし(笑)

杉之原 そうですよね。本当に結婚したのかなって思いましたもん(笑)

山田 そうそう(笑)。特に家でご飯を作るっていうルールは全くないんで、いまも、作るとしても自分のためなんだけど。外食よりも何か作らないと健康にも悪いだろうなと思って、最近作り始めたという感じです。そうなるとスーパーも21時ぐらいまでに行こうとなるし、夜中1時とか2時からご飯を作っていられない、というのもあるから、変えたってところもありました。

杉之原 ということは、一番大きい要因は、早めに閉まるス―パーの近くに住むってことなんですかね。

山田 共通の要因でいうとそうかもしれない。環境だね(笑)

杉之原 それによって生活がガッと変わって、仕事のやり方があとから変わっていく。


メリハリは自分でつくる

山田 そうそう。一番早いのは生活環境の変化で、なにか、その時間じゃないとダメ、としてしまったほうがいいですね。働いているお母さんとかまさにそう。

杉之原 子どもを迎えに行く時間とか。

山田 そう。子どもを迎えに行く時間が決まっていたりするから。その人はもう17時とか18時とかには帰るじゃないですか。それまでに仕事を全部片づけなきゃ、みたいになると思うんで。だから効率的になるんだと思います。環境は大事だと思いました。ダラダラ仕事をしていてもパフォーマンスはあまり変わんないんじゃないかと思う。

杉之原 私もそう思ってる。

山田 長く仕事するほうが仕事いっぱいしているように見えるんだけど、最終的によく見ると、別に就業時間の8時間内でやるのと13時間ダラダラやるのと、あんまり変わらない。あとメールとかは見ないようにしている。

杉之原 私もです。

山田 杉之原さんが言ってたからそれやってみようかなと思って。やっぱり就業時間外に、ちょくちょくメールチェックしてたらそれだけの時間がかかっちゃうし、それに対して返信していたら仕事がエンドレスになっちゃうので、よっぽどのことがない限りは見ない、やらない感じですかね。

杉之原 私も、以前までは即レスが仕事ができる人の条件だと思っていたけれども。

山田 それはそれで気持ちがいいよね。でも、エンドレスだなーと思って。

杉之原 そうそう。それよりも自分のリズムのほうが大切だなと。

山田 うん。やっぱり自分のリズムは自分でつくらないと。

 

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このあと、10年前と今のワークスタイルの変化を分析してみました。後編もお楽しみに!